海外ETFに乗り換えよう ―その1
楽天証券とイー・トレード証券が、相次いで海外ETF(上場投資信託)の取扱を始めました。これは現在の投資信託に変わる商品として有望です。その理由は明確、投資コストが低いのです。
以前「ネット証券最終戦争へ」という記事を書きました。株式仲介手数料の引き下げ競争は、ぎりぎりの最終段階に来ていますね。しかし投資信託は、証券会社にとってまだまだ”おいしい商品”です。
証券業界の競争環境を考えれば、従来の投信からETFへのシフトは必然だと思います。さしずめ、投資信託の価格破壊前夜といったところです。
□ 作られた投信ブーム
投資信託の販売が好調です。その主役は銀行や大手証券会社など、金融業界の旧勢力です。「投信は投資の初心者向けで、安心できる金融商品」とういう、都合のよいイメージを巧みに作っていますね。
ただし日本の投資信託のコストは非常に高いです。たとえばグローバルソブリンファンドの販売手数料は1.575%、信託報酬は1.31%もします。単純計算ですが、1000万円のファンドを3年所有すると55万円もコストがかかります。これでは投資収益のかなりの部分が、販売者にピンハネされると言わざる得ません。
つまり日本の投信は、コストの高い店頭型金融機関向けに設計された商品なのです。詳細な商品説明を必要とする初心者向けとも言えますね。しかし十分な知識を持つ投資家であれば、こんなに高いコストを払うのは馬鹿らしいと思います。
□ ETFならコストは数分の一
ぼくは国内株を中心にリスクをとった運用をしています。そしてポートフォリオのリスクを緩和する目的から、海外のインデックスファンドや債権ファンドを多く買ってきました。これをETFに乗り換えれば、保有コストは数分の一になります。
具体例を示すと、こんな感じです。
○投資信託(野村證券で取扱)
「Nasdaq-100インデックスオープン」
→販売手数料2.1% 信託報酬1.28%
○海外ETF(楽天証券で取扱)
「Nasdaq-100 TRUST,SERIES」
→販売手数料 1000口まで定額で31.5$ +為替手数料(1$当たり0.25円)
信託報酬0.2%
※購入コストはわかりにくいですが、大口で買えば圧倒的なメリットがあります。
この辺の検討は、こちらのブログで大変詳しく書かれています。
「海外ETF、ついにネット証券で取り扱い開始!日本のインデックス投資の夜明け!」(梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー)
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