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さらば豊かな国! その後

 以前「さらば! 豊かな国日本」という記事を書きました。
  nikkeiBPnetの記事 ⇒ さらば!「豊かな国日本」
  このブログの記事 ⇒ さらば!「豊かな国日本」、そのつづき

 その記事は、2006年における日本の1人当たりGDPが先進国下位(18位)に転落したというショッキングなニュースを受けて書いたものです。1980年代から90年代にかけての日本は、世界有数の豊かな国でした。それが現在では、先進国では並以下の豊かさに甘んじています。

 そして2007年には、日本の1人当たりGDPはシンガポールに抜かれ、日本はアジア一豊かな国の地位を失いました。世界における日本経済の存在感は、日に日に小さくなっています。

□ グローバル化トレンドから外れた日本

 日本の「豊かさ」が失われつつあることに対しては、様々な捉え方があります。「グローバリゼーションのトレンドから外れた」ということも、その一つの捉え方だと思います。グローバリゼーションのトレンドとは、国境の壁を低くし、人や資本の出入りを活発化することで、経済を活性化する動きを指します。

 日本は、このグローバリゼーションのトレンドに乗り遅れてしまっています。

□ 開かれた国と閉じた国

 日本と対極的な存在が、シンガポールです。日本が世界有数の豊かな国であったとき、日本とシンガポールの経済格差は、非常に大きなものがありました。しかし日本が「失われた10年、15年、(あるいは20年)」と、停滞を続けている間に、シンガポールは日本を逆転してしまいました。

 シンガポールの発展の原動力は、グローバリゼーションのトレンドに乗ったことです。シンガポールは、人や資本に対して解放的な国です。シンガポールには世界中からの投資や、優秀な人材が集まっています。

 これに対して日本は、非常に閉鎖的な国です。外資や優秀な人材は日本を素通りしてしまいます。これは非常に深刻な問題だと思います。

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