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消費を襲う”付加価値破壊”の波

 nikkeiBPnetに新しい記事を公開しました。「消費を襲う”付加価値破壊”の波」です。

 個人消費の減退を受け、「価格破壊」が復活しています。家電や衣料品が値下がりし、「100円パソコン」まで登場しました。これらの「価格崩壊現象」は、消費者による付加価値の否定・見切りによるところが大きいと思います。消費者が、「所詮○○なのだから、安物で十分だ」と考えるようになると、モノの付加価値は崩壊します。

 そのような「付加価値破壊の波」が、今あらゆる分野に押し寄せています。

□ ハイエンド市場の崩壊

 従来から日本市場は、ハイエンド品(=高付加価値品)に偏った市場でした。たとえばノトパソコンでは、海外では10万円以下が売れ筋であったのに対して、日本では20万円前後が売れ筋でした。この傾向は、家電や衣料品などあらゆる消費材で共通していました。

 ハイエンド品が売れていたのは、売り手側の高付加価値戦略を、消費者が受け入れていたからです。しかしながら現在は、消費者が付加価値を「見切る」傾向が強まっています。たとえば「服を買うならユニクロで十分」と考える消費者が増加し、ユニクロは絶好調ですが、百貨店は絶不調です。

□ 付加価値崩壊の波

 付加価値崩壊の波は、あらゆる業界を飲み込もうとしています。これが企業に与える影響は、計り知れないものがあります。すなわち、中途半端な付加価値で利益を出そうとする戦略は成り立たなくなります。そして「真の価値」を提供できる企業以外は、淘汰の危機に直面することになるでしょう。

 nikkeiBPnetの記事は、こちらをご覧ください。

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