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JAL再建の行方 ―その3 企業体質を変えられるか?

 このブログでは、JALの再建問題についていくつかの角度から考察しています。

  前々回記事  「JAL再建の行方 ―その1 『99%減資』の欺瞞
                                (注:最終的には100%減資で決着しました)
  前回記事   「JAL再建の行方 ―その2 政治的会社の末路

 今回は、JALが企業体質を変えて再生することの難しさについて書きたいと思います。

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JAL再建の行方 ―その2 政治的会社の末路

 前回に続いて、JALの再建問題について書きます。
   前回記事 「JAL再建の行方 ―その1 99%減資の欺瞞

 今回はガバナンスの問題について書きたいと思います。JALは本来、顧客や社会に顔を向けた経営を貫徹すべきでした。しかしJALの実態は、政治や役所や組合の利益が顧客や社会の利益より優先される風土となっていました。JALのガバナンス構造は歪んでおり、これが経営破綻の一因となったと考えることができます。

 JALの不幸は、企業を動かす推進力として、経営的メカニズムより政治的メカニズムが勝ってたことにあります。JALのような「政治的会社」の末路は、決して明るいとは言えません。

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JAL再建の行方 ―その1 「99%減資」の欺瞞

 このブログでは、過去何回かJALの経営問題についてコメントしています。
   参考記事 「拡大するANAとJALの経営力格差
          「JALは再生できるのか? その1
          「JALは再生できるのか? その2

 JALに関して今まで述べてきたことは、「経営体制を抜本的に変えない限り再生は困難」ということでした。結局のところJALは、破綻に至るまで経営を改革することができませんでした。今までの経営は、問題の先送りに終始してきたと言わざるを得ません。そして最終的には、会社更生法適用というハードランディングに至りました。

 そこで、再度JALの再建問題について、いくつかの断片を考察してみたいと思います。

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「ゼロ年代」とは何だったのか ―その3 「経済成長史観」の終わり

 昨年末から2年越しで、「ゼロ年代」(2000年から2009年までの10年間)を振り返る記事を書いています。
  「ゼロ年代とは何だったのか ―その1 歴史の移り変わりの中で
  「ゼロ年代とは何だったのか ―その2 停滞から衰退への分水嶺

 ゼロ年代は「捉えどころのない”冷えた時代”」であるとともに、経済が「停滞期」から「衰退期」に移行した時代であると位置づけることができると考えられます。そしてそれだけでなく、20世紀の日本を導いてきたいくつかのキーコンセプトが失われた時代であると、捉えられるのではないでしょうか。

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「ゼロ年代」とは何だったのか ―その2 成熟から衰退への分水嶺

 あけましておめでとうございます。今年もこのブログを「ぼちぼちと」続けて行きたいと思いますので、よろしくお願いします。

 さてこのブログでは、前回の記事(「『ゼロ年代』とは何だったのか ―その1 歴史の移り変わりの中で」)から、2000年から2009年までの10年間を大局的に振り替えるという試みを行っています。

 前回も述べたように、ゼロ年代は時代を象徴するような大きなイベントもなく、捉えどころのない時代です。ただその性格を言葉で表すと、「喪失」、「衰退」等のネガティブワードを使わざるを得ないと思います。

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