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内需は回復に向かうのか?

 景気の回復に勢いがついてきました。輸出企業を中心に業績の上方修正が相次いでおり、株価も上昇しています。ただし景気の先行きには、不安も付きまといます。それは経済の”大黒柱”である個人消費が、依然として低迷しているからです。

 1990年代以降の「失われた20年」における国内景気は、外需が牽引して浮上したののの個人消費が浮上せず失速するというパターンを繰り返してきました。今回の景気回復が本物かどうかは、外需の好況が内需に波及するかどうかにかかっており、個人消費の動向には注意を払う必要があると感じています。

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デフレの覇者の明暗 ―その2 プロ経営者と叩き上げ経営者の得失

 前回の記事では、かつて「デフレの覇者」と称賛された外食企業、マクドナルドと吉野家の業績の明暗について考察しました。
  前回記事 「デフレの覇者の明暗 ―その1 マクドナルドの躍進と吉野家の転落

 今回は両社の明暗をもたらした一つの要因として、経営者の資質とマネジメント力の問題について考えてみたいと思います。

 マクドナルドCEOの原田永幸氏は、アップルコンピュータ日本法人の社長などを歴任したプロの経営者です。これに対して吉野家ホールディングス社長の安部修仁氏は、アルバイトから叩き上げたプロパー社長です。この違いが両社のパフォーマンスに影響している面は少ないくないと考えます。

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デフレの覇者の明暗 ―その1 マクドナルドの躍進と吉野家の転落

 かつて”デフレ時代の覇者”と並び称された、マクドナルドと吉野家の業績が明暗を分けています。マクドナルドが最高益を更新する一方、吉野家は業績見通しを下方修正し、赤字に転落する見通しです。

 両社の明暗を分けたものは、経営スピードの差だと思います。マクドナルドが軽い身のこなしで激変する市場の波を捉えているのに対して、吉野家は愚直さにこだわるあまり、環境変化への対応が後手に回ってしまいました。

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こころの価値を売る世界でただひとつだけの会社(PR)

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 PR記事です。ぼくの同僚が本を出版したので、紹介します。

 「こころの価値を売る世界にただひとつだけの会社」(著者 小屋知幸)です。

 この本は、ひたすら儲けを追求する”肉食系企業”の限界を明示し、メガ・コンペティションを生き残るためには、「モノの価値を売るビジネス」から「こころの価値を売るビジネス」への転換が必要だと訴えています。また「競い合う企業」から「支え合う企業」に転換することが、今後の企業のあり方として重要であると力説しています。

 この本はポスト産業化社会における企業のあり方について、新たなコンセプトを提示しているということもできると思います。興味のある方は、ご一読いただけたら幸いです。

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